院長あいさつ

虹クリニック院長
片岡 典子

妊娠が、あたりまえでも
自然でもないかもしれない
お二人のために

熱意をもって生殖医療に取り組んでこられた先代の院長先生方から襷を受け取り、2024年4月から4代目院長を拝命いたしました片岡典子です。

当クリニックは不妊治療をご希望される患者様に快適に診察を受けていただけるよう、伝統ある荻窪病院の分院として2008年12月に設立されました。
1978年にイギリスにおいて世界で初めての体外受精児誕生が報告されてから約半世紀がたち、 生殖医療は日々進化しています。
日本でも2022年4月には生殖補助医療(ART)が不妊症の標準的治療として認められ、ついに健康保険が適用されました。
学生時代に、まさにARTといって過言でない顕微授精の静謐な美しさと生命誕生の神秘に惹かれ、生殖医学を志しました。

残念ながら、生殖補助医療をもってしても超えられない治療の壁があることも事実です。
でも、当クリニックは妊娠が決してあたりまえでも自然でもないかもしれない、そんなカップルの力になれるよう寄り添いながら、ご希望をかなえられるよう努力を続けます。
産婦人科がまだまだ受診の壁が高く、妊娠を希望して初めて受診される患者様もいらっしゃいます。そこではじめて、 治療を要する重症の子宮内膜症や子宮筋腫などの婦人科疾患がみつかることもあります。

また、不妊の原因は女性側と男性側で半々とされています。
このため、いつか妊娠を希望するときがくるかもしれない女性の健康管理だけでなく、将来子供を希望する男性に対してのプレコンセプションヘルスケアにも本院産婦人科および泌尿器科医師と連携して、当院は取り組んでいきます。

2024年4月1日
片岡 典子

虹クリニック院長 片岡 典子

虹クリニック院長
片岡 典子(かたおか のりこ)